これまでの学術集会

日本SEL学会第1回大会大会 発表論文集・プログラム

大会発表論文集

全体スケジュール

1日目[3月22日(土)]

時程内容オンデマンド動画における注意点
13:00~受付開始 
13:30~13:40開会行事※音声の乱れ、途切れがございます。
13:40~15:10パネルディスカッション※冒頭部分のみ一部音声の乱れ、途切れがございます。
質疑応答は含まれておりません。
15:20~16:45記念講演質疑応答は含まれておりません。
18:00~20:00交流会含まれておりません。

2日目[3月23日(日)]

時程内容オンデマンド動画における注意点
9:10~受付開始 
9:30~11:30研究発表質疑応答は含まれておりません。
11:40~12:00閉会行事 
12:00閉会 

パネルディスカッション

これからのSEL~グローバルな視点と地域に根差すSEL~

パネラー永田 佳之(聖心女子大学)
「不確実性の時代におけるSELの可能性と課題」
不確実性の時代において地球規模課題を扱うのは容易ではありません。気候変動に関する現実を教えれば教えるほど、若者たちは危機的状況から逃避してしまうことがあります。この現代教育に立ちはだかるアポリアを乗り越えるのがSELであると言えましょう。そうした認識のもとにクライメート・ポエムや「科学者への手紙」など、成人教育や高等教育においてこれまで試みてきた実践の意義や課題をあらためて捉え直し、SELの課題についても考えたいと思います。
パネラー松上 京子(田辺市市議会議員)
「子どもたちに必要な力」
困難に出合った時の回復力は高い方だと自負しています。20代半ばのバイク事故で一生歩けない体となりましたが、絶望の中で感じたのは「私はこんなにも家族や友達に愛されている」ということ。誰かに大切にされてきた命は簡単には挫けず、小さな希望を見つけて次の一歩を踏み出していけるのです。だから子どもたちには思いやりや愛の中で育って欲しい。幸せであってほしい。そのために、自分に何ができるか、子どもたちに何が必要なのかを問い続けていきたいと思っています。そこで、私が感じる社会における不具合や子どもたちに必要な力についてお話したいと思っております。
パネラー岡本 啓史(国際教育家、生涯学習者、パフォーマー/日本SEL学会理事)
「世界のSELの潮流、課題と実践例」
世界のSEL、特に開発途上国の事例に焦点を当てます。SELに関する啓発や教員養成、評価の課題を取り上げ、文化的背景を考慮した事例について紹介します。また、国際機関の取り組みやグローバルなSELの潮流にも触れ、多様なSELの可能性を探ります。
司会渡辺 弥生(法政大学/日本SEL学会理事)

記念講演

The Future of Education: Powered by SEL
変化する教育に与えるSELの影響力

記念講演Dr Vítor Alexandre Coelho(Académico de Torres Vedras)
司会・通訳岡本 啓史(国際教育家、生涯学習者、パフォーマー/日本SEL学会理事)

Vítor Alexandre Coelho先生 は、リスボン大学心理学部で社会心理学の分野で心理学の学位、ミーニョ大学教育心理学研究所(18歳)でスポーツ心理学の分野で心理学の修士号を取得されたのち、 コインブラ大学心理学・教育科学学部で博士号を優秀な成績で取得されています。現在、ポルト・ルシアダ大学心理学・教育科学研究所の客員助教授であり、 発達心理学研究センターの社会情緒的適応に関する研究グループのコーディネーターです。 2019年から2021年まで、国際学校心理学協会(ISPA)の会長を務め、専門誌に40本以上の論文を発表されており、2013年7月にポルトで開催された国際学校新医学協会の第35回会議では主催者を務められました。また、国際会議の16のシンポジウムの主催者でもあり、2025年度にポルトガルのコインブラ大学で開催されるISPA(International School Psychologists Associate)の主催者でもあります。国際的なSELのリーダーで第一人者のお一人です。現場を踏まえた研究も数多く発表されており、そのエビデンスをふまえた実践は、説得力があり現場での実践にも詳しい方です。これまでのSEL、特にヨーロッパにおける経験や現在の状況についてお話していただけます。日本語訳が付きます。教育の未来について一緒に学びあいましょう。

記念講演は事前録画したものを放映いたします。

質疑応答はオンラインライブで行いますので、現地参加の方もオンラインリアルタイム参加の方も講師の先生にご質問いただけます。

※通訳は要約通訳となります。

※質疑応答はオンデマンド動画には含まれておりません。

研究発表

ルームA 司会:佐藤 修哉(新潟青陵大学/日本SEL学会理事)

1.思いやりをもつことへの恐れ尺度の作成
  ―高校生を対象とした予備調査の結果―
佐藤 修哉(新潟青陵大学)
石津 憲一郎(富山大学)
2.SST実施におけるプログラムの忠実性について原田 恵理子(東京情報大学)
3.中学生における対話的な学びとウェルビーイング西田 拓大(公立学校教員)
中村 僚太(白浜中学校)

ルームB 司会:眞榮城 和美(白百合女子大学/日本SEL学会理事)

1.幼児に向けたSELプログラム―くまのこプログラムの実践発表三谷 安希(みなべ愛之園こども園)
久保 教子(白浜町学童保育)
西田 千寿子(日本レジリエンス教育研究センター)
2.SELの観点を取り入れた外国人留学生のための異文化間能力尺度作成の試み永岡 悦子(流通経済大学)
鄭 惠先(北海道大学)
明石 聡子(学習院大学)
3.Social, Emotional and Ethical Learningの独自性と可能性
   ―Social and Emotional Learningとの比較から―
山本夏希(上智大学大学院総合人間科学研究科)