学会について

ミッション・ステートメント

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 本会は、社会性と情動の学習(Social-Emotional Learning:SEL)の研究と実践並びに普及啓発に努め、人々の幸福な生活(Well-being)の向上に寄与することを目的としています。

 

 SELとは、「情動」の認知と扱い方ならびに他人との共感的な思いやりのある「対人関係」を学習することです。「自己への気づき」「他者への気づき」「自己マネージメント」「対人関係のスキル」「責任ある意思決定」の5つのコアスキルを学び,よりよく生きるために必要な力をつけるプロセスです(CASEL,2022)。

 

 本会は,エビデンスに基づいたプログラムの構成と科学的な効果の検証を大切にしています。Durlakほか(2011)が行ったメタ分析では,一定の基準を満たしたSELプログラムは精神的健康や社会的スキルと学力の向上に効果があることが科学的に実証されています。

 

 本会は、2009年から前身である「SEL研究会」の活動を通じて、乳幼児の保育や学校教育にかかわる人々,広くSELに関心を持つ人々とSELの研究と実践の交流を深めてまいりました。この度一般社団法人の学会となることで、より多くの皆様とのつながりを大切にして日本と世界のSELを発展させていきたいと決意するものです。

 

(2024年10月1日理事会決定)